ウェグナー椅子を選ぶ際のポイントとおすすめモデル
デンマーク出身のハンス・J・ウェグナーは、その生涯で500脚以上の椅子をデザインし、自ら家具職人として妥協のないものづくりを体現しました。今もデンマークの家具ブランド、カール・ハンセン&サンでは、初期の名作5作品をはじめ、56種類もの彼の家具が作られています。 その美しいデザインと機能性で、今も世界中の多くの人々を魅了しているウェグナー 椅子。日常生活の空間に溶け込みつつも独特の存在感を放つウェグナーの椅子は、インテリアを格上げしてくれるアイテムとして人気があります。ここでは、あなたの生活空間を格上げしてくれるであろう、ウェグナーの椅子の選び方について、そのデザインスタイルの違いとともにご紹介していきたいと思います。 ウェグナーの椅子の魅力とは ウェグナー椅子の最大の魅力は、やはりそのデザイン性にあります。彼がデザインした椅子は全て、世界でも最高峰の品質・デザイン性を誇ると絶賛されているほど、どの角度から見ても美しいバランスを持っています。しかし、シンプルでありながらもどこか温かみを感じさせるため、どんなインテリアの空間であっても自然と溶け込んでくれるのです。 また、木材の持つ自然な風合いを活かしながら、洗練された職人の技術で細部まで丁寧に作り込まれているため、長年使っても形を崩さない耐久性を誇ります。さらに、座る人に包み込まれるような快適さを与え、長時間座っていても疲れにくいので、欧米では世代を超えて愛用している家庭も多いと言われています。 デザインスタイルの違いを理解する ウェグナー椅子には、さまざまなデザインスタイルがあります。そして、それぞれのデザインも細部にまでこだわりが詰められており、持ち主にとって特別な存在感をもたらしてくれます。 数ある椅子の中でも、ウェグナーの椅子を代表するものとして有名なのが、『CH24』です。『Yチェア』や『ウィッシュボーンチェア』の愛称でも知られるこの椅子は、Y字の背と丸棒を曲げたバック&アームレストが特徴的なデザインとなっていて、バリエーション豊富なことでも人気の作品となっています。 また、1963年にウェグナーがデザインし、今も『Yチェア』と並んで彼の代表作として知られている『シェルチェア』は、羽を広げたような成形積層板によるシートや3本脚の彫刻的なフォルムをもった美しい椅子です。 一生愛用できる椅子として、ウェグナーの椅子の購入を考えている方は、こうした数あるデザインの中から自分のライフスタイルやインテリアに合ったデザインを選ぶことが大切です。また、その際には、実際に家具店で座り心地を試してみることで、より自分にぴったりの一脚を見つける手助けになるでしょう。 長く愛用するためのメンテナンス方法 お気に入りのウェグナー椅子を長く愛用するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。例えば、木製部分は柔らかい布で乾拭きすることで、ホコリや汚れを取り除くことができます。また、布張りの部分には、定期的に掃除機をかけ、革張りの場合は定期的に専用のクリーナーで拭いたりすることで、良い状態を長く保つことができます また、直射日光や湿気の多い場所は素材となっている木材の劣化を早める原因となるため、そういった環境を避けて配置することが大切です。大切に扱うことで、ウェグナーの椅子は長きにわたってその美しさと快適さを提供し続けてくれます。